Shibuya.lisp テクニカルトーク #3 に行ってきた

letの使い方を先月知ったようなLisp童貞ですが、勇気出して行ってきました。


発表はニコ動にアップされるらしいので、内容は割愛。
色々感じるところが多かったので、感想をダイジェストでお送りします。

Shibuya.lisp » Blog Archive » 2009/07/04 Shibuya.lisp テクニカルトーク #3 開催!!

オープニング

  • Shibuya.lisp ではスタッフとTalkerを募集してます!
  • 研究室にこもっている人も多いみたいなので、他薦もお願いします
    • なんかLispらしい悩みですよね。

世界一短いコードで web アプリ作成ができるフレームワーク開発 (松本さん)

JVM 日本語 Scheme インタプリタ Gino (ilma さん)

  • ずっとスタンドアロンで作成していた。他の処理系もソースコードは読んでいない。
  • エラーメッセージも親切
  • デバッグ機能。オプションをつけるだけで、評価順序を図で表してくれる
    • call/ccの処理順まで!!すげええええええええええ!使いたい!!
  • 年内に公開予定。

teepeedee2 fast lisp web server (John さん)

  • マクロで簡単にアプリケーション構築が可能なチャットサーバー

Inside c-wrapper (小黒さん)

  • GaucheからCライブラリを読み込むライブラリ
  • stub書くのが面倒だから、全部自動で作っちゃえ!
    • 発想が当然のようでものすごい。
  • マンガでわかるc-wrapper

(現場のScheme)と(Gaucheの進化) (川合さん)

  • 会場の半分くらいの人が処理系を作った事があるらしい
  • すぐに使える解決策、根本的な解決策
  • 前者をまず適用して、有効なら本格的にメンテ
  • とはいっても、根本的で地道な対策が大事
  • 「仕事で使える」ようにしたい。
    • 目から鱗。どんなものにでも適用できますね。

LT

Scheme on Ruby on Rails(yuum3さん)
  • Gauche on Rails => Scheme on RoR
  • Schemeっぽい文法でRoRを記述できるように!
    • 処理方法をぽわわんと考えてたら終わってた。ソースコードがうpされるの待ってます!
WebブラウザをインターネットOSのシェルにしてGaucheと対話する(源馬さん)
  • GaucheXMPPライブラリ
  • ブラウザをI/Oとして活用する
    • デモがすごい。
失敗したら会社終わるようなプロジェクトで本当にlispを使ってみた(mitamexさん)
  • PCトラブル。Windowsマシンの表示がおかしく。。。
  • 会場にWindowsマシンは数台しかなかった!パワポはなし!!
    • 実はあったみたいだけど、激しく盛り上がっていたので引っ張ってしまったらしいw鬼w
  • WindowsのピンチをMacが救った!
Emacs上での携帯絵文字の表示と入力補完(IMAKADOさん)
  • elispUnicodeを絵文字画像に変換
  • 各キャリアに対応。
  • 画像検索でanythingを使っているらしい。
    • こういうelispをさっと書けるっていいなあ・・・

懇親会

  • ()と[]の話
  • どの言語でも、「好きなものをとにかく読む/書く」というのは変わらないらしい
  • 言語論とかフレームワークの話とかテストの話とか盛りだくさん
    • Lisper/Schemer/Haskellerから見た他言語という視点がものすごく面白い。
    • どう面白いかは若干過激なので割愛。
  • JVM上でのJavaライブラリ呼び出しの話
    • SchemeJavaは文法も概念も大きく違うので、可能だけど悩ましい
  • Ginoのリリース期待してます!


すごい人だらけでした。
でも、抱えている問題とか困っていることというのはやはり同じなんですね。


スタッフ、発表者の皆様、からんでくださった方々ありがとうございました。
#4までにはもう少し自分のレベルを上げておこうと思います。

MongoDB,Tokyo Tyrant, CouchDBのベンチマーク記事

maihaさんの日記を見て、MongoDBのことを思い出したので関連しそうな記事の紹介だけでも。
ヽ( ・∀・)ノくまくまー(2009-07-02)


以下の記事で、3種のkey-valueストレージの性能比較を行っている。
Evaluating key-value and document stores for short read data « Blue Collar Bioinformatics


280万件のレコードを読み込ませ、その初期読み込み時間、レコードの読み込み時間、ファイルサイズの比較を行っている。

  • Tokyo Tyrant : 初期の読み込み時間が遅い
  • CouchDB: レコード読み込み時間が遅い
  • MongoDB: ファイルサイズが大きくなる

となったそうな。
ただ、Pythonのライブラリを経由した結果であること、コメントで様々なツッコミが入っているなど、どの程度信頼性のある数字なのかは読み取れてない。

読解力低くてごめんなさい。正確な情報は元記事を読んでください。

ともあれ

Rubyオブジェクト直接突っ込めるのは楽しそう。やってみよう。

create_functionはクロージャにはなれない

Rubyだとこんな感じで書ける

def counter
  i = 0
  lambda{|n| i += n}
end

count = counter
puts count.call(1) #=> 1
puts count.call(2) #=> 3
puts count.call(3) #=> 6


PHPの場合も同じ結果を期待したけど、クロージャとしては動いてくれないらしい。

<?php
function counter() {
	$i = 0;
	return create_function('$n',"$i = $i + $n;"); 
}

$func = counter();
echo $func(1); // Parse error: syntax error, unexpected '='
echo $func(3);
echo $func(5);


文字列をダブルクォーテーションで囲っているため、$iは文字列内で変数として評価されてしまう。
そのため、create_function内では以下のような式が入ることになる。

0 = 0 + 1

そりゃ動かないわな。

ちなみにシングルクォーテーションにすると、function内のローカル変数扱いになるため、外の変数は参照されません。

5.3のλ導入までは使えないってことですかね。

Sinatra勉強会@万葉に行って来ました

Sinatraという軽量フレームワークについての勉強会に参加してきました。

Sinatraの印象

フレームワーク全体の印象としては、簡単にURLディスパッチャーを利用するためのものという印象。
haml&sassやerbなどのテンプレートエンジンや、sequal, DataMapperといったDBアクセスライブラリを組み合わせることで、簡単にアプリケーションが作成できる。

本編

詳しくはid:tsuyoshikawa 氏のエントリをご覧ください。

懇親会

  • 東京 × Emacs で何かが起こるらしい
  • Vim vs Emacs
  • PHPは恐ろしい
  • なんだかすごい人だらけで、若干気後れしていたのは内緒

その他

haml 楽しい!

勉強会参加前にサンプルを組んでみた時に、初めてhamlを使ってみました。あの糞面倒くさいhtmlがこんなに簡単に書けるなんて!!と感動しきり。
余計な記号がないのが素晴らしすぎる!!

WanderlustでGmailを読めるようにする

最近Emacsいじってばかり。
Emacsでメールも扱えるようにしておく。
メールは全てGmailに集中させているので、Gmailに接続できればよい。

apel, FLIM, SEMIのインストール

前提となるものを入れる。APELは先日入れたので割愛。

FLIM

http://www.kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~tomo/elisp/FLIM/

$ make install LISPDIR=~/lisp
SEMI

http://www.kanji.zinbun.kyoto-u.ac.jp/~tomo/elisp/SEMI/

$ make install LISPDIR=~/lisp

Wanderlustのインストール

公式ページftpになぜか全て繋がらないので、CVSか他からダウンロードする。
今回は下記から持って来た
http://www.jpl.org/elips/wl/wl-2.14.0.tar.gz

$ make install LISPDIR=~/lisp PIXMAPDIR=~/lisp/wl/icon

あとは設定ファイル。
各ツールを .emacs でロードして、細かい設定は .wl に書く。
あと、.folders というのも必要らしい。

~/.emacs

;; flim
(add-to-list 'load-path "~/lisp/flim")

;; semi
(add-to-list 'load-path "~/lisp/semi")
(require 'mime-setup)


;; wanderlust wl.el
(add-to-list 'load-path "~/lisp/wl")
(require 'wl)
(require 'wl-draft)
(autoload 'wl-other-frame "wl" "Wanderlust on new frame." t)

~/folders

%inbox "inbox"
+trash "Trash"
+draft "Draft"

~/.wl

;; wanderlust setting

;; icon directory
(setq wl-icon-directory "~/lisp/wl/icon")

;;; mail
(require 'ssl)
(setq ssl-program-name "openssl")
(setq ssl-program-arguments '("s_client" "-quiet" "-host" host "-port" service))

;; IMAP
(setq elmo-imap4-default-server "imap.gmail.com")
(setq elmo-imap4-default-user "<username>@gmail.com") 
(setq elmo-imap4-default-authenticate-type 'clear) 
(setq elmo-imap4-default-port '993)
(setq elmo-imap4-default-stream-type 'ssl)

(setq elmo-imap4-use-modified-utf7 t) 

;; SMTP
(setq wl-smtp-connection-type 'starttls)
(setq wl-smtp-posting-port 587)
(setq wl-smtp-authenticate-type "plain")
(setq wl-smtp-posting-user "mattofransen")
(setq wl-smtp-posting-server "smtp.gmail.com")
(setq wl-local-domain "gmail.com")

(setq wl-default-folder "%inbox")
(setq wl-default-spec "%")
(setq wl-draft-folder "%[Gmail]/Drafts") ; Gmail IMAP
(setq wl-trash-folder "%[Gmail]/Trash")

(setq wl-folder-check-async t) 

(setq elmo-imap4-use-modified-utf7 t)

(autoload 'wl-user-agent-compose "wl-draft" nil t)
(if (boundp 'mail-user-agent)
    (setq mail-user-agent 'wl-user-agent))
(if (fboundp 'define-mail-user-agent)
    (define-mail-user-agent
      'wl-user-agent
      'wl-user-agent-compose
      'wl-draft-send
      'wl-draft-kill
      'mail-send-hook))

完了

お疲れ様でした。
メールの読み書きができるようになったのはいいが、Archiveのやり方などが全くわからんので戸惑っている。

diredの罠

emacsでdiredを立ち上げて、

!mv DIRNAME 

とかやったら、rm -rf された。
消えたのはコードスニペットフォルダ。


幸いGithubにある程度残ってたので、そこから70%程度復旧。
'!' なんてもう使いません。

2009/06/07 23:50 追記

diredで上記のコマンドを実行した時に、カーソルが合っていたディレクトリ (TARGETDIR) へ mv されていた。
つまり、上記のコマンドは

! mv DIRNAME TARGETDIR

という動作になっていた。

無知は罪です。dired様ごめんなさい。

elscreenを使う

emacs 上でGNU screenみたいな動作ができるらしい。Meadowのパッケージに含まれていた。
Macでも使いたいので入れてみる。

apelが必要なのでそれも入れる。

apel

http://cvs.m17n.org/elisp/APEL/index.html.ja.iso-2022-jp

$ make
$ make install LISPDIR=~/lisp VERSION_SPECFIC_LISPDIR=~/lisp/emu

(2009/06/20 インストールディレクトリを修正)

elscreen

Fragments of Reality - ElScreen

tarボールを落としてきて開封。
とりあえずはelscreen-gfだけ使う。

(add-to-list 'load-path "~/lisp/elscreen")
(require 'elscreen)
(require 'elscreen-gf)

なんていうかもう、とてもとても快適です。